宮古湾でのニシン生態調査

ニシン班では、調査海域のひとつとして岩手県宮古湾に着目し、湾内の物理・生物環境と湾奥の浅瀬域を産卵場・成育場として利用するニシンの生態について調べています。ニシンの産卵期にあたる2月から3月においては、水温・塩分の測定やプランクトンの採集調査と平行して,ニシンの採集調査も実施しました。2012年におけるニシンの来遊量(漁獲量)は例年に比べると非常に少なかったものの、湾奥に設置された磯建網で産卵直前のニシンを採集することができました。2012年の4月から8月にかけては、湾内の水温・塩分の測定やプランクトンの採集調査を継続していくとともに、宮古湾の中央部から河口域にかけての砂浜の浅瀬域でニシン仔稚魚の採集調査を実施する予定です。これらの調査から,ニシン仔稚魚がどのような生態系を利用して成育しているのか,ひいてはニシンの資源と沿岸生態系の構造・機能・変動との関係についても理解を深めることができるのではないかと期待しています。

 

2012年に宮古湾の湾奥で採集された産卵期のニシン

 

ニシンの採集調査に用いた磯建網

 

カテゴリー: 宮古湾   パーマリンク

コメントは受け付けていません。