厚岸湖におけるニシン産卵場調査

厚岸周辺海域では毎年春になると成熟したニシンが漁獲されますが、ニシンがどこで産卵しているのかはまだわかっていません。そこで、産卵場の特定を目的に5月8日に厚岸湖内で調査を行いました。

ニシンはアマモやホンダワラ類などの海草(海藻)に卵を産み付けるため、湖内の数十箇所において船上からアサリを採る鋤簾(じょれん、図1)という道具を使って海草類を採集し(引き抜き)、ニシン卵の有無を調べました。

 

図1 手に持っているのがアサリを採る鋤簾(じょれん)

 

 

採集した海草類を実験室に持ち帰り、海草一本一本を丁寧に観察してニシン卵の有無を調べましたが、残念ながら今回の調査では卵は見つかりませんでした(図2-1、2-2)。

・・・産卵場はどこにあるのかなぁ??

 

図2-1 採集した海草類

 

図2-2 海草一本一本を丁寧に調べましたが・・・

 

 

ちなみに、これがアマモに付着したニシン卵です(図3-1、3-2、3-3)。

 

 

今年の5月上旬に地元の漁師さんが水研センターに持ってきてくれました。厚岸湾の定置網の中に流れ藻として入っていたそうです。これらの卵が本当にニシンの卵なのかを確認するため、卵をふ化させて生まれた仔魚を調べたところ間違いなくニシンでした。

厚岸周辺でニシンが産卵しているのは間違いないようです。

 

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