東京湾におけるアサリの生態と生息環境調査について

私たちは、アサリの摂餌生態および食性を明らかにした上で、天然環境下における餌料環境と成長・生残との関係を明らかにしようと考えています。室内実験と並行して、2012年春より東京湾を調査海域として成貝・稚貝の生息密度や微細藻類の定量的な調査を行っています。東京湾において、潮干狩りやアサリ漁獲を目的としてアサリの放流や移植が行われている漁場が多い中、本調査地点ではアサリの種苗放流が行われていないにもかかわらず、天然の稚貝が毎年たくさん着底します。そのため、アサリの生息環境としては非常に好適な環境と考えられます。今後、アサリの少なくなってしまった他の海域と調査結果を比較することにより、アサリにとって好適な餌料環境とはどういったものなのかを明らかにしたいと考えています。

写真1 アサリの定量採集 この中にアサリ成貝が30個体近く入っている

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