宮古湾におけるニシンの産卵場調査

ニシンはアマモや褐藻類などの海草・海藻に粘着性の卵を産み付けることが知られています。宮古湾においては,産卵直前の個体や孵化直後の仔魚が湾奥で多数採集されるのですが,海草・海藻に産み付けられた卵がまだ見つかっておらず,ニシンの産卵場についてほとんど知見がありません。本年度では,ニシンが湾内のどのような場所・どのような生態系を産卵場として利用しているのか明らかにすることを目的として,野外調査を実施しています。調査では,船で海草・海藻がある場所まで移動し,海草・海藻類に付着しているであろう受精卵を探します。ニシンの卵は直径1mm程度で,目でギリギリ見えるサイズです。決して広いとはいえない宮古湾ですが,このような小さいサイズの卵を探すのはなかなか至難の業です。2013年度においてもニシン産卵魚の来遊量が非常に少なく,調査が難航することが予想されますが,良い結果を期待したいと思います。昨年度までの我々の調査において,ニシンは宮古湾奥の東岸を仔稚魚の成育場として利用することがわかっており,同じ場所を産卵場として利用しているのか,はたまた全く違う場所を利用しているのか,興味深いところです。

 

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