アサリ班の研究成果

アサリ班の研究成果: 一見・河村・山口・長谷川・鬼塚

北海道・厚岸湖では,湖口で2011年着底群に続いて2012年着底群も多数確認され,それらの成長過程を捉えている。その中で8月に実施した観測から、2011年に着底した個体群の主体殻長は15 mm前後であるが,アサリ密度の低い場所では20 mmを超える個体も多数確認され,予想されていた成長に対する負の密度効果が空間変異からも明らかとなった。瀬戸内海・備讃瀬戸では、春から初夏にかけてアサリ浮遊幼生の高密度出現が観察され、昨年度の調査結果とあわせ、備讃瀬戸におけるアサリの産卵期は春と秋の二山型であることが明らかになった。また毎月高松市内の干潟で行っている着底稚貝と幼成貝の現存量モニターから、比較的多くの着底群が認められるものの、親貝まで成長できる個体が著しく少ない傾向が見受けられている。現在、厚岸湖、丹後海においても浮遊幼生の調査を実施しており、浮遊幼生と着底群の年変動を明らかにすることで、どのような生態系の変動がアサリの資源量に影響を及ぼしているのか検討していく予定である。

アサリ浮遊幼生の採集

浮遊幼生のソーティング

カテゴリー: 打ち合わせ,会議   パーマリンク

コメントは受け付けていません。